いつもブログを読んでいただき、誠にありがとうございます。
読者様からのご意見で「ホンダ・日産・三菱の経営統合」について興味深い視点をいただきました。
その中で、「三菱に対しての言及が少ない」というご指摘、確かにそうかもしれません。
そこで今回は、三菱自動車の歩みと、未来への期待について掘り下げてみたいと思います。
三菱と言えば、やはりラリーでの強さが印象的です。
特に篠塚建次郎さんが活躍した頃のパリダカールラリーでは、三菱の「パジェロ」が世界の注目を浴びました。
4WD技術の高さは、パジェロやデリカD:5などに受け継がれていますが、残念ながらパジェロは今のラインナップから姿を消しました。
これには多くのファンが胸を痛めたことでしょう。
また、スポーツカー好きの間で語り草となっている「ランサーエボリューション(ランエボ)」は、三菱のもう一つの象徴です。
1992年の初代登場から2016年のファイナルエディションまで約24年続いたこのシリーズは、FFベースの4WDという設計思想を貫き、スバル・インプレッサと並び「走り屋」の時代を彩りました。
私自身も、当時友人と「インプレッサ vs ランエボ」の話題で盛り上がった記憶があります。
しかしながら、現在の三菱は「ランエボ」や「パジェロ」のような核となる車種が見当たらず、
かつての勢いを失っている印象です。
特に軽自動車市場では、日産との共同開発車が主力となっていますが、スズキやダイハツに比べるとブランドの独自性が薄れてしまった感が否めません。
とはいえ、三菱には依然として「4WD技術」という大きな強みがあります。
パジェロの生産終了が惜しまれる一方で、デリカD:5やアウトランダーといった4WDモデルが一定の支持を集めています。
特にアウトランダーはPHEVモデルとして環境性能を強化し、三菱の技術力を見せていますが、やはり「本格派」としてのパジェロがラインナップにないのは寂しいところです。
ホンダ・日産・三菱の経営統合は、3社の強みを掛け合わせた新たなヒット車を生む可能性を秘めています。
例えば、三菱の4WD技術と日産のEV技術、ホンダの内燃機関開発力を融合すれば、ランエボやパジェロのような「核」を持ったモデルが再び生まれるかもしれません。
特に、ランエボのようなスポーツモデルは、環境規制が厳しくなる中でもEV技術を活用することで復活の可能性が広がります。
また、パジェロのような本格4WD車も、アウトドアブームの中で需要を取り戻すポテンシャルがあります。
三菱自動車には、かつて世界を沸かせたランエボやパジェロのような「こだわり」と「意地」を再び形にしてほしいと願っています。
特に、経営統合をきっかけに、かつての栄光を復活させるだけでなく、新たな時代に適応した「次世代の核」を作り上げてほしいところです。
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