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今回は 「ジムニーノマドの爆発的な人気と受注停止の背景」 についてお話ししたいと思います。
2024年1月に発表された
「ジムニーノマド(5ドアジムニー)」 が、
発売からわずか4日間で50,000台以上の注文が殺到!
これにより、スズキは 急遽受注を停止( ゚Д゚)
することになりました。(´;ω;`)ウゥゥ
弊社のメーカー担当からも 2月3日11時に受注停止の連絡 が
ありましたが、あまりにも急な決定だったため、
商談中のお客様へ急いでご案内しました。
(ちなみにその日は弊社の定休日…!)
ジムニーノマドの 生産台数は月1,200台ほど と言われています。
現在受注済みの 約50,000台を消化するのに単純計算で3年以上 かかる計算になります。
これはジムニーシエラの納期以上の状況ですね。
これだけの人気を予想していた人は少なかったのではないでしょうか?
私自身も
「ジムニーシエラの納期が落ち着いてから5ドアモデルの導入を検討する」 という
スズキの方針から、もう少し先の話だと思っていました。
さらに、価格についても 「80~100万円は高くなる」と予想
していましたが、実際は約57万円のアップに留まった
ことも人気の後押しになったようです。
お客様との会話でも 「受注再開はいつ?」 という話題がよく出ます。
スズキは 今後どのように受注を再開するのか? これは非常に気になるところです。
「なぜスズキは生産を増やさないの?」と
疑問に思う方も多いはず。
実は 単純に工場をフル稼働すれば解決する問題ではない のです。
その理由をいくつか紹介します。
① CAFE規制(企業別平均燃費基準)の影響
日本や欧州では 「CAFE規制」 という燃費基準があり、 メーカー全体の平均燃費が低すぎるとペナルティを受ける仕組み になっています。
ジムニーやジムニーシエラは 燃費があまり良くないため、増産するとスズキ全体の平均燃費が下がり、規制に引っかかるリスクがある のです。
これは トヨタのランクルやプラドが増産できない理由と同じ ですね。
② 4WDは共通部品が少なく、生産を増やしにくい
ジムニーは ラダーフレーム構造の4WD で、他のスズキ車とは部品の共通性が少ない特殊なモデル。
そのため 急に生産を増やすことが難しい のです。
③ 長期的なバランスを考慮
スズキとしては、 一時的なブームに合わせて生産を増やすのではなく、安定した供給を優先 しています。
そのため、今後も 生産ペースを大きく変える可能性は低い と思います。
また、カーボンニュートラルの影響でさらに厳しくなる可能性も( ノД`)シクシク…
今後は カーボンニュートラル(脱炭素)への取り組みが加速 していくため、 燃費が悪い車種(ジムニーやランクルなど)の増産はますます厳しくなる 可能性があります。
EV化やハイブリッド技術が進めば、もしかすると
ジムニーハイブリットなんていう未来もあるかもしれませんね…!
ジムニーノマドの今後の動向に注目しつつ、
最新情報が入り次第、またお知らせします!




